督促SMSの文面と送り方
督促SMSは、1回目は「お知らせ」、2回目は「期日のお願い」、最終は「次の対応の予告」と、回ごとに伝えることを1つに絞って送ります。どの回も、会社名・金額・期日・支払い方法か問い合わせ先を入れ、70文字以内に収めるのが基本です。送る時間帯や方法には、業種によって法律の決まりがあります。
30秒でわかる結論
- 1回目はお知らせ、2回目は期日のお願い、最終は次の対応の予告。1通に伝えることは1つ
- どの回も「会社名・金額・期日・支払い方法か問い合わせ先」の4つを入れる
- 知らない番号からの支払いの案内は疑われやすいので、送信元番号と会社名をそろえる
- 送る時間帯や方法は、自社の業種の決まりを法務の担当に確かめてから決める
この記事で扱う範囲:法人がお客様に送る支払いの案内・督促SMSの文面と送り方(法律の解説はしていません)。記事の中の料金・条件は2026年11月時点のものです。
目次
督促SMSは、回ごとに伝えることを1つに絞る
督促のSMSは、1通で全部を伝えようとすると長くなります。SMSは70文字までが1通で、それを超えると2通、3通と数えられ、そのぶん料金も増えます。読む人にとっても、短い文のほうが何をすればいいかが分かりやすくなります。
そこで、回ごとに役割を分けます。
| 回 | 役割 | その回で特に伝えること |
|---|---|---|
| 1回目 | お知らせ | 支払い期日を過ぎていること |
| 2回目 | 期日のお願い | いつまでに払ってほしいか |
| 最終 | 次の対応の予告 | 期日までに支払いがない場合に、次に何をするか |
1回目から強い言葉を使うと、うっかり忘れていただけのお客様を怒らせてしまうことがあります。回を追うごとに、少しずつ具体的にしていく形がおすすめです。
どの回にも入れる4つのこと
回が違っても、毎回入れるものがあります。会社名、金額、期日、支払い方法か問い合わせ先の4つです。
- 会社名:本文の先頭に【】で入れます。誰からのSMSかが一目で分かります
- 金額:「ご請求額」とだけ書くより、金額を書いたほうが、お客様が自分の請求を探しやすくなります
- 期日:1回目は「お支払い期日を過ぎています」、2回目以降は「○月○日までに」と日付で書きます
- 支払い方法か問い合わせ先:支払いページのURLか、電話番号を入れます
送信専用のサービスでは、お客様が返信しても届かないので、連絡は本文の電話番号で受け、支払いはURLから済ませてもらう形にします。
文面の例:1回目・2回目・最終
次の文面は例です。【】の中や金額、日付、URLは、自社のものに置き換えて使い、置き換えたあとの文字数を数え直します。
1回目(お知らせ)の文面の例
> 【○○ショップ】ご注文代金3,980円のお支払い期日を過ぎています。お支払いはこちら https://example.jp/pay
2回目(期日のお願い)の文面の例
> 【○○ショップ】ご注文代金3,980円を11月20日までにお支払いください。お問い合わせ 0120-000-000
最終(次の対応の予告)の文面の例
> 【○○ショップ】11月20日までにご注文代金3,980円のお支払いがない場合、ご注文を取り消します。お問い合わせ 0120-000-000
最終の回に書く「次の対応」は、実際に自社が行うことだけにします。行わないことを書くと、お客様の信頼をなくすうえに、内容によっては問題になることもあります。どこまで書いてよいか迷うときは、法務の担当に相談します。
送る時間帯と回数の考え方
督促のSMSは、早朝や深夜には送らないようにします。受け取った人が不快に感じるうえ、業種によっては督促の時間帯や方法に法律の決まりがあります(たとえば貸金業など)。自社に当てはまる決まりがあるかは、送り始める前に法務の担当に確かめてください。
回数と間隔も、先に決めます。1回目から最終までを何日ごとに送るかを決め、社内の担当者が変わっても同じ流れで送れるようにします。
同じ人に同じ日に何通も送ると、お客様に「しつこい」と感じさせてしまいます。システムから自動で送る場合は、すでに支払ったお客様に送らないよう、入金の確認と送信のタイミングがずれないかも確かめます。
送信元番号とURLは「本物だ」と分かる形に
知らない番号から届く支払いの案内は、本物かどうか疑われることがあります。
疑われにくくするには、送信元番号と本文の会社名をそろえます。
- 送信元番号:会社のサイトや請求書に載っている番号(固定電話やフリーダイヤルなど)を使う
- 本文の会社名:送信元番号の持ち主と同じ会社名を書く
- URL:自社のドメインか、請求書と同じ決済ページにする。短縮URLを使う場合も、本文に会社名を入れて誰からのSMSか分かるようにする
URLを入れると文字数が増えます。長いURLは2通目にはみ出しやすいので、先に文字数を数え、1通に収まらないときは短縮URLを使うか、URLの代わりに電話番号を入れます。なお、送信元に表示される番号は、受け取る人の携帯電話会社によって変わることがあります。
私の考え:督促のSMSは「忘れていた人」に向けて書く
私は、督促のSMSは「払う気がない人」ではなく「うっかり忘れていた人」に向けて書くのがいちばんだと思っています。強い言葉で1回目を送ると、気まずくなって連絡しづらくなる人もいるかもしれません。まずは気づいてもらい、すぐ払える道を1本だけ示す。確かめたデータはまだありませんが、1回目はそれだけに絞るのがいいと考えています。
ULTIQUE SMSの場合、送信元には、固定電話・050番号・フリーダイヤルなど、個人の携帯電話番号以外の番号を追加費用なしで登録できます。標準では、SoftBankの携帯電話には「253000」または「253001」と表示されます。SoftBankを含むすべての携帯電話会社で登録した番号を表示するには、有料オプション(初期費用70,000円・月額20,000円、税抜)が要ります。導入企業の事例として、健康食品・化粧品の通販で「後払いの未入金のお客様にSMSで支払いの案内を送ったところ、回収率が30%上がった」例もあります(効果を保証するものではありません)。
督促SMSのQ&A
督促のSMSは、1通に何文字まで書けますか?
1通で送れるのは70文字までです。70文字を超えると2通、3通と数えられ、料金もそのぶん増えます。会社名・金額・期日・支払い方法か問い合わせ先の4つを入れて、70文字以内に収めるのが目安です。
督促のSMSは、何時ごろに送ればいいですか?
早朝や深夜は避けます。業種によっては、督促の時間帯や方法に法律の決まりがあります(たとえば貸金業など)。自社に当てはまる決まりがあるかを、送り始める前に法務の担当に確かめてください。
督促のSMSにURLを入れても大丈夫ですか?
入れられます。自社のドメインか、請求書と同じ決済ページのURLにします。知らない番号や見慣れないURLの支払いの案内は、本物かどうか疑われることがあります。送信元番号と本文の会社名も、そろえます。
お客様が督促のSMSに返信したら、どうなりますか?
送信専用のSMS配信サービスでは、返信は届きません。返信してもらうのではなく、本文に電話番号や支払いページのURLを入れて、そちらから連絡してもらう形にします。返信を受け取れるかは、サービスごとに違います。
1回目から強い言い方で送ってもいいですか?
おすすめしません。1回目は、うっかり忘れていたお客様に気づいてもらうための「お知らせ」にします。期日のお願い、次の対応の予告と、回を追うごとに具体的にしていきます。
ULTIQUE SMSで督促のSMSを送る場合
ULTIQUE SMSは、管理画面から1通ずつ送るほか、CSVでまとめて送ることもできます。APIでつなげば、自社の顧客管理やECのシステムの動きに合わせて、督促のSMSを自動で送れます。送信ごとに「届いた/届かなかった」が指定したURLに自動で返ってくるので、届かなかったお客様には電話など別の方法で連絡できます。
ULTIQUE SMSは送信専用のため、返信の受け取りには対応していません。本文には、電話番号や支払いページのURLを入れてください。送信の料金がかかるのは、送信先に届いたSMSだけです。標準プランの初期費用・月額固定費は0円ですが(送信元番号のオプションは別料金)、最低利用料金として月1,000円(100通分を含みます)がかかり、配信がない月も請求されます。1通の料金は月の送信数で決まり、月50,001通以上で1通5円です(いずれも税抜)。
次に確かめること
- 自社の業種に、督促の時間帯や方法の決まりがあるか(法務の担当に確認)
- 1回目・2回目・最終を、何日ごとに送るか
- 送信元番号と本文の会社名が、お客様から見てそろっているか
- 文面が70文字以内に収まっているか(URLを入れた後の文字数で数える)
料金の数え方は「SMSの文字数と料金の数え方」にまとめています。
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