SMS認証の料金とAPIの比べ方
この記事の要点
認証コードと短い案内だけなら、70文字以内に収まって1回1通です。月の通数は、認証の回数と再送の回数で決まります。 単価が月の通数で変わり、その単価がその月のすべての通数にかかる料金表では、区切りをまたぐと月の料金が下がることもあります。自社の月の通数で計算してください。 届かなかったSMSに料金がかかるかで、同じ単価でも月の総額は変わります。 APIは、結果の通知・送信元番号・回線・接続元の制限・ひも付けの項目・乗り換えの手間の6つで比べます。
SMS認証の料金は、「1回の認証で送る通数 × 月の認証の回数(再送を含む)」に1通の単価をかけて出します。月の通数で単価が変わる料金表もあります。比べるときは、1通の単価だけでなく、単価の区切り、届かなかった分に料金がかかるか、固定でかかる料金(初期費用・月額・最低料金)の3つも見てください。APIは、結果の通知、送信元番号、回線、接続元の制限、ひも付けの項目、乗り換えの手間で比べます。
目次
SMS認証の料金は「通数 × 単価」で決まる
SMSの料金は、送った通数に1通の単価をかけて出します。「【サービス名】認証コードは123456です」のように、認証コードと短い案内だけなら、70文字以内に収まって1回の認証で1通です。70文字を超えると2通、3通と数えられるので、案内の文を足しすぎないようにします。
月の通数は、認証の回数だけでは決まりません。コードが届かなかった、期限が切れた、と利用者が「再送」を押すたびに、もう1通送ります。ログインのたびに認証する作りか、新しい端末のときだけ認証する作りかでも、月の回数は大きく変わります。
文字数と通数の数え方は、SMSの文字数と料金の数え方にまとめています。
比べるときに見る、料金の3つの点
1通の単価は、比べる材料の1つにすぎません。見積もりを取るときは、次の3つもあわせて聞いてください。
- 単価の区切りと、かかり方:月の通数で単価が変わるとき、その単価がその月のすべての通数にかかるのか、区切りを超えた分だけにかかるのか
- 届かなかった分の料金:電話番号の間違いや電源オフで届かなかったSMSにも、料金がかかるのか
- 固定でかかる料金:初期費用、月額の固定費、送らない月の最低料金があるか
認証のSMSは、利用者が増えるほど通数が増えます。いまは月数千通でも、1年後に数万通になるなら、その通数のときの単価で比べておくほうが安全です。
届かなかった分は、認証では無視できない
認証では、コードが届かないと利用者が再送を押します。届かなかった分にも料金がかかる配信会社だと、1人の認証に2通分、3通分の料金がかかることがあります。
届いたかどうかは、APIの結果の通知で分かります。届かない原因の切り分けは、SMS認証が届かないときに確かめることに書いています。
私の考え:単価より先に、月の通数を数える
私は、SMS認証の料金を比べるときは、1通の単価より先に「自社は月に何通になるか」と「届かなかった分にお金がかかるか」を見るべきだと考えています。単価が1円違うと、月1,000通なら差は月1,000円ですが、月5万通なら月5万円になります。届かなかった分にも料金がかかる場合は、その料金も通数に合わせて増えます。
ULTIQUE SMSの料金表で計算すると
ULTIQUE SMSの場合、配信単価はその月に送った通数で決まり、その月のすべての通数に同じ単価がかかります(税抜)。月100通までは、最低利用料金1,000円(100通分込み)です。
| 月の通数 | 1通の単価 |
|---|---|
| 101〜1,000通 | 10円 |
| 1,001〜5,000通 | 8円 |
| 5,001〜10,000通 | 7円 |
| 10,001〜50,000通 | 6円 |
| 50,001通〜 | 5円 |
認証コードを1回1通として計算すると、次のとおりです。
| 月の届いた通数(再送を含む) | 1通の単価 | 月の料金(税抜) |
|---|---|---|
| 3,000通 | 8円 | 24,000円 |
| 5,000通 | 8円 | 40,000円 |
| 5,001通 | 7円 | 35,007円 |
| 12,000通 | 6円 | 72,000円 |
5,000通と5,001通を比べると、1通多いほうが月の料金は安くなります。すべての通数に同じ単価がかかる料金表では、区切りのすぐ上でこうしたことが起きます。料金の対象は送信先に届いたSMSだけで、届かなかった分はかかりません。
SMS送信APIを比べる6つの点
料金のほかに、APIそのものも比べます。乗り換えたあとで「これができなかった」とならないよう、見積もりの段階で次の6つを確かめてください。
1. 結果の通知:送信ごとに「届いた/届かなかった」が、自社の指定したURLに返ってくるか。返ってくるまでの時間と、通知に入る項目(課金の通数など)も聞きます
2. 送信元番号:自社の番号を登録できるか。受け取る人の携帯電話会社によって、表示が変わることがないか
3. 回線:国内の回線で送っているか。回線の違いはSMSの国内直収接続・国内網・海外網の違いにまとめています
4. 接続元の制限:APIに接続できるIPアドレスを、自社のサーバーだけに絞れるか
5. ひも付けの項目:自社の会員IDなどを送信といっしょに渡し、結果の通知でそのまま受け取れるか
6. 乗り換えの手間:仕様書をいつもらえるか、使い始めるまで何日かかるか、つなぎ直しに何を用意するか
認証で特に差が出るのは、結果の通知とひも付けの項目です。この2つがそろっていれば、どの利用者のどのコードが届かなかったかを、自社のシステムだけで追えます。
乗り換えるときの手間
いまの配信会社から乗り換えるときは、新しい会社のAPIにつなぎ直す開発が要ります。送信の呼び出し、結果の通知の受け取り、エラーのときの扱いの3つを、新しい仕様に合わせて書き直します。送信元番号の登録と審査にも日数がかかるので、開発と並べて進めます。
切り替えの途中で認証が止まると、利用者がログインできなくなります。新しい会社で送れることを確かめてから、少しずつ送る先を移す方法もあります。いまの会社の契約期間と、解約の連絡の期限も先に確かめておきます。
乗り換え全体で比べることは、SMS配信サービスの比較で確かめる5つのことにまとめています。
ULTIQUE SMSのAPIで送る場合
ULTIQUE SMSのSMS送信APIは、HTTPS(POST)・JSON形式で、API IDとパスワードで接続します。接続できるIPアドレスを制限でき、データは日本国内のサーバー(AWS東京リージョン)で保管しています。API連携の費用は0円です。初期費用と月額の固定費も0円です。配信がない月も、最低利用料金1,000円(100通分込み・税抜)がかかります。
送信ごとの結果は、指定したURLに自動で返ってきます(コールバック)。通知には、配信結果・携帯電話会社・課金の通数などが入ります(携帯電話会社は返らない場合があります)。返ってくるまでの時間は、通常は配信後数秒〜数分ですが、携帯電話会社の状況によって遅れることがあります。送信のときに管理IDと自由項目3つを付けられるので、自社の会員IDとひも付けて管理できます。
送れるのは日本国内の携帯電話番号で、国内網(国内回線)で配信します。本文は最大660文字です。送信元には、固定電話・050番号・フリーダイヤルなど、個人の携帯電話番号以外の番号を登録できます。標準の設定では、受け取る人の携帯電話がSoftBankの場合、送信元は「253000」または「253001」と表示されます(すべての携帯電話会社で指定の番号を表示する有料オプションもあります)。お申し込みから最短1週間〜10日で使い始められ、APIで使う場合は、送信元の電話番号、接続元のIPアドレス、コールバックURLを用意していただきます。このほか、自社側でAPIを呼び出す開発が要ります。詳しいAPI仕様書は、お問い合わせいただければお送りします。
月100通までなら最低利用料金1,000円(100通分込み・税抜)で、いまの配信会社と並べて試せます。契約期間の縛りや解約金はなく、ご連絡いただいた月の末で契約が終わります。月1万通以上を送る場合は、料金表とは別に、送信数に合わせたお見積もりもできます。料金は料金シミュレーターでも計算できます。
SMS認証の料金のQ&A
SMS認証は、1回で何通になりますか?
認証コードと短い案内だけなら、70文字以内に収まって1回1通です。70文字を超えると2通、134文字を超えると3通と数えられます。利用者が再送を押すと、そのたびにもう1通かかります。
届かなかったSMSにも、料金はかかりますか?
配信会社によって違います。届かなかった分にもかかる場合は、再送の分と合わせて料金が増えるので、見積もりのときに料金の対象を聞いてください。
月の通数が増えると、料金はどう変わりますか?
月の通数で単価が決まる料金表では、通数が増えると1通の単価が下がります。単価がその月のすべての通数にかかる場合、区切りのすぐ上では、通数が多いほうが月の料金が安くなることもあります。
SMS送信APIは、何を比べればいいですか?
料金のほかに、結果の通知、送信元番号、回線、接続元のIPアドレスの制限、自社のIDをひも付けられる項目、乗り換えの手間の6つです。認証では特に、どの利用者に届かなかったかを自社で追えるかを確かめます。
他社のSMS APIから乗り換えるには、どれくらいかかりますか?
新しい会社での手続き(審査と送信元番号の登録)と、自社側のつなぎ直しの開発の2つに時間がかかります。手続きの日数は配信会社によって違うので見積もりのときに聞き、開発の期間は自社の作りに合わせて見込みます。いまの会社の契約の終わりから逆算して、早めに見積もりを取ってください。
次に確かめること
- 自社の月の認証の回数と、再送の回数(月の通数の見込み)
- いまの配信会社で、届かなかったSMSに料金がかかっているか
- いまのAPIで、結果の通知とひも付けの項目をどう使っているか(乗り換え先でも同じことができるか)
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情報の確認日:2026-11-04

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