後払いの督促SMS
この記事の要点
メールの督促が読まれていないお客様にも、注文時の携帯電話番号へSMSで知らせられます 通販サイトの名前をかたる偽のSMSがあるため、店名・注文番号・払い方を、URLを押さなくても分かる形で書きます 支払ったお客様に届かないよう、送る直前に入金を確かめ、入金の反映が遅れる日数を空けてから送ります 後払いの督促SMSは、期限前のお知らせ・期限後の未入金のお知らせ・最終のお願いの3回に分け、どの回も70文字以内に収めます
通販の後払い(請求書払い・コンビニ払い)で期限を過ぎたお客様には、メールの督促に加えて、注文のときに入力してもらった携帯電話番号へSMSで知らせます。文面には店名と注文番号を入れ、URLを押さなくても払い方が分かる書き方にします。支払いを済ませたお客様に届かないよう、送る直前に入金を確かめる作りも合わせて用意します。
目次
後払いの督促で、メールのほかにSMSを使う理由
通販の後払いでは、払込票(請求書)を商品に同封するか、別に郵送し、期限を過ぎたらメールで知らせる流れが多いと思います。ところがメールは、迷惑メールのフォルダに入ったり、ふだん見ないアドレスで注文されていたりして、読まれないことがあります。
SMSは、注文のときに入力してもらった電話番号あてに届きます。メールアドレスが違っていても、携帯電話番号が合っていれば知らせられます。送れるのは携帯電話番号だけで、固定電話の番号で注文したお客様には届きません。
後払いの督促SMSの文面例:3回の分け方
通販の後払いでは、督促の前に「期限のお知らせ」を1回入れておくと、うっかり忘れていたお客様が、督促を受ける前に払えます。回ごとに伝えることを1つに絞り、送る時期は自社の払込票の期限に合わせて決めます。
| 回 | 送る時期の例 | 伝えること |
|---|---|---|
| 1回目 | 支払い期限の数日前 | 期限の日付と、払込票がどこにあるか |
| 2回目 | 期限を過ぎて、入金の反映を待ったあと | 入金が確かめられていないことと、払込票の再発行の窓口 |
| 最終 | 自社で決めた最終の期限の前 | いつまでに払ってほしいかと、払わなかったときに自社が行うこと |
1回目(期限のお知らせ)の文面の例(60文字)
> 【○○ショップ】ご注文No.12345の代金3,980円のお支払い期限は11月20日です。払込票は商品に同封しています。
2回目(未入金のお知らせ)の文面の例(65文字)
> 【○○ショップ】ご注文No.12345の代金3,980円のご入金が確認できていません。払込票の再発行は0120-000-000へ。
最終のお願いの文面の例(65文字)
> 【○○ショップ】ご注文No.12345の代金3,980円を11月30日までにお支払いください。期限後は後払いのご利用を停止します。
最終の回に書く「後払いのご利用を停止します」は例です。実際に自社が行うことだけを書きます。【】の中や番号、金額は自社のものに置き換え、置き換えたあとの文字数を数え直してください。70文字を超えると2通として数えます。
URLを入れるときは「押さなくても払える」書き方にする
警察庁の[フィッシング対策のページ](https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/countermeasures/phishing.html)には、大手通販サイトの名前でSMSが届いた相談の例が載っています。同じページは、受け取った人に、SMSやメールのリンクを安易に押さず、ブックマークした公式サイトや公式アプリを使うよう呼びかけています。国民生活センターの[架空請求のページ](https://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/kakuseikyu.html)にも、SMSで料金の未納を知らせる相談や、コンビニのレジで「支払番号」を伝えて払わせる手口が出てきます(どちらも2026年11月5日に確認)。
本物の督促SMSも、受け取る人からは同じ形に見えます。そこで、URLは「払うための唯一の道」にせず、次のように書きます。
- 店名と注文番号を入れる:お客様が、注文確認のメールや払込票と照らし合わせられます
- 払い方は、マイページや払込票で分かる書き方にする:例「【○○ショップ】ご注文No.12345の代金3,980円のお支払い方法はマイページの注文履歴からご確認ください」(55文字)
- URLを入れるなら自社のドメインにする:短縮URLを使うと文字数は減りますが、どこにつながるかが見えなくなります。使うときは、店名と注文番号を本文に入れておきます
- カードの番号やパスワードの入力を、SMSのリンク先で求めない
URLを足すと、文字数はすぐに増えます。たとえば上のマイページの例の後ろに「https://example.jp/mypage」を足すと80文字になり、2通として数えます。
送信元番号と送る時間帯
送信元番号は、サイトや払込票に載せている問い合わせの番号にそろえます。お客様が「本物かどうか」を電話で確かめられるからです。受け取ったお客様の画面に出る番号は、携帯電話会社によって変わることがあります。
送る時間帯は、問い合わせの窓口が開いている時間にします。2回目の文面には電話番号を入れるので、窓口が閉まっている夜に送ると、電話がつながらないお客様が出ます。早朝や深夜も避けます。業種によっては督促の時間帯に法律の決まりがあることを、督促SMSの文面と送り方に書いています。
支払ったお客様に届かないようにする作り
支払い済みのお客様に「未入金です」と届くと、問い合わせが増えるうえ、お店を疑われるもとにもなります。この行き違いは、送る相手を決めた時点と、実際に送る時点のあいだに入金があると起きます。次の4つを、送る仕組みに入れておきます。
1. 送る直前に、入金をもう一度見る:前の日に作った宛先のリストを、そのまま送らない
2. 入金の反映が遅れる日数を空ける:コンビニ払いや請求書払い(振込)は、自社のシステムに入金が入るまでに日数がかかることがあります。決済の窓口の会社に、反映までの日数を聞いておきます
3. 予約した送信を、入金があったら外せるようにする:日時を決めて予約した送信を、あとから止められるかを、配信会社に聞いておきます
4. 届かなかったお客様は、電話や郵送に切り替える:配信会社から返る結果の通知(届いた/届かなかったの知らせ)で振り分けます
後払いの決済を外部のサービスに任せている場合は、督促をどちらが送るかを契約で見ておきます。両方から届くと、お客様が払い先に迷います。
システムから自動で督促SMSを送る形
送る通数が多いなら、注文と入金のデータを持つシステムから、SMSを自動で送る形にします。流れは次のとおりです。
1. 毎日決まった時刻に、期限を過ぎた未入金の注文を抜き出す
2. 抜き出した注文ごとに、送る直前の入金をもう一度見る
3. 配信会社のAPI(システムどうしをつなぐ窓口)を呼び出し、注文番号をひも付けて送る
4. 結果の通知を受け取り、届かなかった注文を電話や郵送の担当に回す
注文番号をひも付けて送っておくと、お客様から「SMSが来た」と問い合わせがあったときに、どの注文の督促かをすぐ探せます。APIで送る仕組みの全体は、SMS API連携とはにまとめています。
私の考え:督促SMSは、リンクを押さなくても払える形に
私は、通販の後払いの督促SMSは、リンクを押さなくても払い方が分かる形にするべきだと考えています。警察庁が受け取る人にリンクを安易に押さないよう呼びかけている以上、リンクを押さないと払えない督促は、慎重なお客様ほど払いにくくなると見ています。店名と注文番号で「自分の注文だ」と分かり、マイページや払込票で払える。そこまでを1通に収めるのが、私の勧める書き方です。
ULTIQUE SMSで督促の送信元番号を分ける場合
ULTIQUE SMSの場合、送信元番号は目的ごとに複数登録できるので、督促の番号を、販促などの番号と分けておけます。登録できるのは、固定電話・050番号・フリーダイヤルなど、個人の携帯電話番号以外の番号です。標準の設定では、SoftBankの携帯電話には「253000」または「253001」と表示されます(すべての携帯電話会社で登録した番号を表示する有料オプションもあります)。導入企業の事例には、健康食品・化粧品の通販で、後払いの未入金のお客様にSMSで支払いの案内を送ったところ、回収率が30%上がった例があります(導入企業の事例で、効果を保証するものではありません)。
ULTIQUE SMSで後払いの督促SMSを送る場合
ULTIQUE SMSは、管理画面から1通ずつ、またはCSVでまとめて送れるほか、APIでつなげば自社のECのシステムから自動で送れます。CSVでまとめて送るときは、氏名など、お客様ごとに違う内容を本文に差し込めます(氏名のほか5つまで)。
APIでは、管理IDと自由項目3つをひも付けて送れます。送信ごとに「届いた/届かなかった」が指定したURLへ返り、通常は配信後数秒〜数分で届きます(携帯電話会社の状況によって遅れることがあります)。
| 項目 | ULTIQUE SMSの場合 |
|---|---|
| 送れる宛先 | 日本国内の携帯電話番号。国内網(国内回線)で配信 |
| 返信 | 送信専用のため、受け取れません。本文に電話番号を入れてください |
| 送信の記録 | 管理画面とAPIで、2年以上さかのぼって検索できます |
| API連携 | 連携費用0円。セキュリティのため、接続元のIPアドレスを登録していただいています |
| 料金 | 初期費用・月額固定費0円。料金がかかるのは送信先に届いたSMSだけ。最低利用料金は月1,000円(100通分込み・配信がない月もかかります)。1通の単価は月の送信数で決まり、月50,001通以上で5円(いずれも税抜) |
お申し込みのときには審査があり、送る内容の例もお聞きします。審査・送信元番号の登録・契約を経て、最短1週間〜10日で使い始められます。契約期間の縛りや解約金はなく、ご連絡いただいた月の末で契約が終わります。
後払いの督促SMSのQ&A
通販の後払いの督促は、メールとSMSのどちらで送ればいいですか?
両方で送ります。メールは迷惑メールのフォルダに入ったり、ふだん見ないアドレスで注文されていたりして、読まれないことがあります。SMSは注文時に入力された携帯電話番号に届くので、メールの督促に重ねて送ると、気づいてもらえる経路が増えます。
後払いの督促SMSにURLを入れると、詐欺と間違われませんか?
間違われることがあります。警察庁は、大手通販サイトの名前でSMSが届いた相談の例を挙げ、受け取った人にリンクを安易に押さないよう呼びかけています。後払いの督促SMSには店名と注文番号を入れ、マイページや払込票でも払い方が分かる書き方にします。
支払い済みのお客様に、督促SMSが届いてしまうのはなぜですか?
送る相手を決めた時点と、実際に送る時点のあいだに入金があると起きます。コンビニ払いや請求書払い(振込)は、入金が自社のシステムに入るまでに日数がかかることがあります。送る直前に入金を見直し、反映が遅れる日数を空けてから送ります。
後払いの督促SMSは、問い合わせの窓口が閉まっている時間に送ってもいいですか?
避けます。督促SMSに問い合わせの電話番号を入れた場合、窓口が閉まっている時間に送ると、電話がつながりません。窓口が開いている時間に送り、早朝や深夜も避けます。
後払いの決済を外部のサービスに任せていても、自社から督促SMSを送っていいですか?
契約の中身によります。後払いの決済を外部のサービスに任せている場合は、督促を自社とサービスのどちらが行うかを契約で確かめます。両方から督促が届くと、お客様はどちらに払えばいいか迷います。
次に確かめること
- 注文のときに、携帯電話番号を入力してもらっているか(固定電話の番号には送れません)
- コンビニ払いや振込の入金が、自社のシステムに入るまでに何日かかるか
- 後払いの決済を外部のサービスに任せている場合、督促を自社とサービスのどちらが行う契約か
ULTIQUE SMSを使ってみませんか
初期費用・月額固定費0円。お申込みから最短1週間〜10日で使い始められます。
情報の確認日:2026-11-05
